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農家に学び、地域とともに

農文協出版70年史

書誌詳細情報

農家に学び、地域とともに

農文協出版70年史

著者 農文協

定価 3,850円 (税込)

ISBNコード 9784540091988

発行日 2011/08

出版 農山漁村文化協会(農文協)

判型/頁数 B5 476ページ

在庫 あり

この本のジャンル

解説

出版史といっても「通史」的ではなく、テーマごとにその時期時期に話題になり、大きな影響力をもった作品を中心に記述し、農家や地域の取り組みに学びながら進めてきた農文協の出版活動の歩みを、個々の作品をして語らしめるという方法をとった。各テーマ・作品に関わってきた編集者が執筆し、さらに「普及から」ではその作品にまつわる普及の意気込みや苦労を普及職員が執筆、また単行本になった農家を中心に「農家列伝」のコーナーを設け、農文協の各支部での取り組みも紹介。結果として農家力、地域力を伝える異色の作品になった。

目次

<土台を築く>
序章「下からの近代化」から「自給」の見直しへ-戦後〜1970年代前半(昭和20年〜50年)の出版活動
1.農文協の設立と「現代農業」の歩み
2.むらのみんなが豊かに暮らせる道を求めて-戦後〜1950年代(昭和20年〜30年代前半)
3.「農業近代化」推進のなかで-1960年代(昭和30年代後半〜40年代前半)
4.暮らしから農業を見直す「自給のとりもどし」へ-1970年代(昭和45年〜54年)

<農家とともに>
1章 イナ作増収から生きもの田んぼ、地域をつくる田んぼへ
1.田植機イナ作の混乱とイナ作改善運動
2.増収技術の展開
3.平成の大凶作から一俵増収・米産直へ
4.アイガモ稲作、米ヌカ除草、菜の花イナ作・・・生きもの田んぼへの転換
5.イナ作作業への注目
6.農家の田んぼフル活用

2章 施肥改善運動から地域資源の活用へ
1.昭和50年代「施肥改善運動」の大きなうねり
2.施肥改善運動から「土壌施肥編」へ、映像作品へ
3.民間農法、民間資材への注目を経て、農家が肥料をつくる時代へ
4.不耕起・半不耕起の魅力と「土ごと発酵」方式
5.先人の知恵・古典に学ぶ

3章 減農薬から豊かな生命空間づくりへ
1.福岡から始まった減農薬運動
2.「農薬を使いこなす」と「防除資材編」
3.「おもしろ生態」と身体に無理のない新3K防除の提案
4.手作り防除資材、天敵活用、生きもの空間づくり

4章 低コスト・高品質から生涯現役農業へ
1.「農民的技術体系」の編集方法
2.農民的技術体系・野菜での展開
3.農民的技術体系・果樹での展開
4.資材から経営・技術を見る-「ここまで知らなきゃ農家は損する」シリーズ
5.作業への着目-「作業便利帳シリーズ」
6.省力から「小力」へ、身体技術へ
7.朝市・直売所の広がりから「直売所農法」へ

5章 特産振興から新風土産業興し、山づくりへ
1.「特産シリーズ」から、食べ方・売り方充実の「新特産シリーズ」へ
2.キノコ、タバコの実際家技術
3.茶産地形成に貢献した茶の書籍
4.活用によって里、山、村の資源を守る
5.山づくり、道づくりで林業再生

6章 自立的畜産から地域を支える畜産へ
1.乳牛「二本立て給与」がめざしたもの
2.母ちゃんと家畜-小規模複合的畜産の訴え
3.自然卵養鶏の展開
4.地域型畜産の展開

7章 農家と現場指導者・研究者を結ぶ
1.「農民的技術体系」と現場指導者・研究者の連携
2.「農業技術大系」の展開
3.「大事典」シリーズと「最新農業技術」

<地域とともに>
8章 女性の自給運動から地産地消(商)・風土産業へ
1.農村女性の自給運動の広がり
2.食を軸に暮らしと地域を伝承する「日本の食生活全集」
3.「地域資源活用 食品加工総覧」と「地域食材大百科」
4.「世界の食文化」-ローカルフードを世界の視野で

9章 むらの助け合いから、地域を再生する集落営農へ
1.単収増の個別営農から、所得増の地域営農へ
2.「ビジョンに魂を!」-「担い手」をめぐる集落での話し合いの推進
3.集落みんなで共同活動。獣害対策
4.進化する集落営農

10章 「制度としての農協」から、農業者の農協へ
1.「明日の農協」以前
2.「明日の農協」(「食糧・農業問題全集第7巻」)
3.「現代農業」「農村文化運動」で特集されたJA甘楽富岡の取組み

11章 直売所・帰農・地元学 進む「地域の再生」
1.農業バッシングのなかでの「増刊現代農業」創刊
2.農村女性・高齢者から「新しい生き方」の提案
3.「地元学」で「あるもの探し」
4.若者たちの「90年代進路創造」
5.「増刊現代農業」から「季刊地域」へ
6.「地域の再生」で希望を編む農文協・新シリーズの発刊への思い
7.農の世界を追究してきた名著群・・・5つの全集

<ともに育つ>
12章 「いのち」、「地域」とともに育つ農業高校の挑戦
1.「農業基礎」を軸とした高校(農高)教育の大転換
2.学校教育の常識への挑戦「農業高校ってすごい」
3.足元から、地域の宝・学び方を発見-教科書「グリーンライフ」の魅力

13章 農家と教師、地域と学校を結ぶ
1.本当の知育教育とはなにか(農文協教育書の原点)
2.生活科から絵本の展開
3.「自然教育活動」から「食農教育」へ
4.絵本「そだててあそぼう」シリーズの出生と魅力
5.三澤勝衛の野外凝視・郷土教育と「復刊 自然の観察」

<農型社会にむけて>
14章 生きものとの対話を促す家庭園芸書
1.庭木・盆栽など趣味園芸本からスタート
2.農文協家庭園芸書の原型本3冊
3.実践家に学んだ個性的家庭菜園本
4.ガーデニングブームから「わたし流」園芸ライフへ
5.日本の古典園芸や和風庭園に学ぶ
6.ロングセラーとなった「図解基礎本」
7.園芸教育本の創出

15章 農家の自給から国民全体の「新自給生活」へ
1.「豊さとは何か」-農家の自給生活の見直し
2.国産を食べる-国産小麦パンと国産米粉
3.プロの料理書から生活者の料理書へ
4.おばあちゃんの知恵と技を引き継ぐ

16章 地域に生きる暮らし方をみつめ、とり戻す
1.地域が動き出すとき
2.住まい方の選択は生き方の選択に
3.暮らしの情景映像のなかに「欲求」を観る三つの全集

17章 「健康の自給」-自分の健康から家族・地域の健康へ
1.健康を自分で守る「健康双書」の発刊
2.生命・生活・生産を衛る「衛生学」-「丸山博著作集」
3.「日本の食生活全集」の世界を現代的に表現-スライド「食と健康シリーズ」
4.内なる自然からの警告-アレルギー、不妊・・・
5.家族で、地域で健康を自給

<江戸から、世界から>
18章 江戸の構想力に学ぶ
1.日本農書全集
2.安藤昌益全集
3.江戸時代人づくり風土記

19章 中国との農業交流・自立型農村建設支援
1.中国古農書の翻訳出版で日中農業交流の原点を確認
2.「中日農業科技交流文献陳列室」、「日本農業科学技術応用研究室」の設置と活動の広がり
3.中国鹿泉市での農業農村発展計画作成と日中同時出版
4.農家交流の始まりと、書き下ろし酪農技術書の出版
5.鎮江市・句容市農業農村発展戦略計画と本格的農家交流段階
6.文化一般、食領域の出版
7.今後の日中農業交流と出版活動

<電子を活かす>
20章 読者が主人公の情報活用に向けて(電子出版)
1.検索力を生かして自分の本をつくる
2.CD-ROMで見えてきた電子出版の地平
3.ネットの普及で広がる可能性「ルーラル電子図書館」
4.農家とJAをつなぎ直す営農情報システムの開発
5.教育分野でも注目を集める農文協の情報DB

<地域に根ざして>
終章 農文協の地方支部の活動から
北海道支部 「普及活動-文化活動-編集活動」を繋いで
東北支部 農家の増収意欲とスライド「安定イネつくりシリーズ」普及
関東甲信越支部 地域の熱い想いに応え、文化財を共に創る時代へ
東海北陸支部 文化財普及から受託出版につなぐ
近畿支部 食の大阪(なにわ)の伝統復活へ
中国四国支部 太陽は東から、農文協の普及は西から
九州沖縄支部 「減農薬」など、循環型普及活動の展開

農文協発行図書年表

解説(詳細)

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