書誌詳細情報
田んぼの生きものたち ホタル

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田んぼの生きものたち ホタル
この本のジャンル
- 農文協 公開書誌 >> 児童書・絵本 >> 環境 >> 田んぼの生きものたち
解説
ヘイケボタルはなぜ減ってしまったのか、ゲンジボタルと対比しながら、ホタルの1年の暮らしを二百数十枚のカラー写真で解説。種類や地域によって異なる点滅発光によるラブコールのパターン、水のない田んぼで生き延びるヘイケボタルの幼虫、上陸し土まゆの中で蛹となり羽化し、何も食べずに生殖行動に専念し、死んでいくホタル。田んぼを生息の場としてきたヘイケボタルは、今、田んぼの水環境の悪化などにより急減している。日本に生息する陸生ボタルも紹介しながら。最新の飼育方法から、ホタルを復活させる対策をわかりやすく解説。
著者
■著者紹介
大場信義(おおば のぶよし) 1945年神奈川県鎌倉市生まれ。元横須賀市博物館学芸員、現在、大場蛍研究所所長、横須賀市自然・人文博物館研究員、横須賀市長井海の手公園ソレイユの丘ホタル館顧問、全国ホタル研究会名誉会長。主な著書:『ホタルのコミュニケーション』東海大学出版会、『ゲンジボタル』文一総合出版、等
目次
1.ほう ほう ほたる こい
2.春の小川で上陸を待つゲンジボタル
3.春の田んぼで目覚めるヘイケボタルの幼虫
4.ヘイケボタルは好き嫌いがない
5.獲物に麻酔をかけ、肉を溶かして食べる
6.ゲンジもヘイケも幼虫は水陸両用
7.土手や畦に上陸する幼虫
8.土まゆをつくって蛹となる
9.土まゆのなかで羽化するホタル
10.幼虫の寿命はわずか1週間ほど
11.光の点滅はホタルの求愛シグナル
12.環境によって飛行・点滅が変わるヘイケボタル
13.交尾と産卵
14.光と悪臭で外敵から身を守るホタル
15.卵からふ化する小さな幼虫
16.幼虫も悪臭を放ち身を守る
17.幼虫は脱皮して大きくなる
18.ヘイケボタルの幼虫の試練
19.ヘイケボタルはなぜ少なくなってしまったのか
20.ヘイケボタルの保護活動
21.ホタルを増やすための飼育法
22.東アジアにすむ水生ボタル
23.日本の陸生ボタル
資料編
1.昔から人に愛されてきたホタル
2.ホタルの観察のしかた
3.ホタルの飼育繁殖法
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