書誌詳細情報
かぜのふしぎ 免疫のだいじ

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かぜのふしぎ 免疫のだいじ
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解説
「熱が出るって、迷惑だけど素晴らしい!」「鼻水が出るのはいいことなんだ!」「教室にも、からだの中にも細菌はいるんだ」……一人ひとりのかぜ・インフルエンザ体験から出発した授業は、身体がいのちを守るしくみ、細菌と共生している地球の生命にまで広がり、だからこそ一人ひとりの身体が個性的でかけがえのないものだという発見に至る。子ども自身が知恵を出し合い意見をぶつけながら、病気といえばすぐ薬、どこもかしこも抗菌グッズという生活のおかしさを見抜いていく迫真の授業記録。
解説(詳細)
プロローグ かぜ・インフルエンザの流行から「からだ学習」へ
1.リアルな病気体験がたくさん
2.子どもたちの学びあい感動する心を信じて
第1章 インフルエンザって何?どうして鼻水や熱が出るの?
1.知りたいこと・不思議に思うことの疑問調査
2.原因・症状−わからないことがいっぱい
第2章 ウイルス・細菌からいのちとからだの認識へ
1.身近で具体的な情報を
2.ウイルス・細菌の不思議な世界に魅了
3.ウイルスはどこにいるの?
4.素晴らしい生態防御作用
5.免疫のしくみはからだ学習の原点
第3章 ウイルス・細菌の「ふしぎ」と自分の「いのち」をつなげたい
1.免疫のしくみの基本的なメカニズムは?
2.「すべてのいのちは細胞でできている」という生命観を
3.全体授業計画プラン
第4章 一人ひとりちがう症状にびっくり
1.「てんてきしたよ」「熱が40度も出たよ」それぞれの体験
2.じゃあ、ふだんの熱は何度かな?
3.「ウイルスって何?」「薬はないの?」ふくらむ疑問
第5章 わたしだけの体温を知る
1.体温の変化に気づいてほしい
2.「ごはんを食べると上がるんだ」
第6章 鼻水が出るのはいいことなんだ!
1.なぜ、鼻水が出るんだろう
2.ウイルスや細菌がからだの中で増えている!
3.鼻水がウイルスを流しだす!ではどうやって?
4.「階段型」「ジェット型」ふくらむ子どもの想像力
5.「わかめ型」が隠れていた!
6.細胞はすごい!
第7章 熱が出るって、迷惑だけど素晴らしい!
1.発熱のサインを出しているのは?
2.からだを守る「白血球」の活躍
3.体温を上げてウイルスをやっつける!
4.からだ防衛軍の大奮闘
5.熱はマクロファージの元気のもとだね
第8章 教室にも、からだの中にも細菌はいるんだ
1.せきやくしゃみでウイルスが飛ぶ!
2.ウイルスや細菌はどこにいる?
3.世界中、細菌だらけ
第9章 薬を飲むってどういうこと?
1.薬を飲まなくても治るのはなぜ?
2.薬は何に効くのだろう
3.かぜを治す薬はない!?
4.これからは、かぜをひいたらどうする?
5.いろいろな細胞が守ってくれている。マクロファージはすごい
第10章 子どもたちの豊かな発想と科学的な健康認識の出会いの場を
1.子どもたちとの豊かな発想に元気をもらう
2.からだとの対話は細胞との対話
3.新しい科学的な健康認識が、生きる力の源に