書誌詳細情報
人間選書219 従軍看護婦が見た病院船・ヒロシマ

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人間選書219 従軍看護婦が見た病院船・ヒロシマ
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解説
従軍看護婦として、北から南へ22次にわたる病院船での傷病兵看護、広島での原爆の被曝と救護活動などの戦争体験を糧に、戦後、民主的な養護教諭のサークル「芽を育てる会」の中心メンバーとして活躍し、現在の「全養サ」誕生のさきがけとなった著者の回想記。 中国、朝鮮、台湾、フィリピン、シンガポール、ソロモン、ラバウルなど太平洋戦争激戦地の傷病兵を内地へ帰還させる仕事は、死と隣りあわせの過酷な体験だった。その体験を日記、報告書の控えなどをもとに克明かつ客観的に綴り、第一級のノンフィクションになっている。。
解説(詳細)
第1章 佐渡が島に生まれて
第2章 日赤救護看護婦養成所の三年間
第3章 直談判して召集令状を得る
第4章 あめりか丸病院船日記
補章 国際赤十字条約と病院船
第5章 白鳥のごとき病院船
第6章 北へ南へ病院船は行く
第7章 最後の航海、ラバウルへ
第8章 転属、召集解除、再び応召広島へ
第9章 原爆と土石流の二重災害からの帰還
第10章 養護教諭への道
■著者紹介
守屋ミサ 大正10(1921)年、佐渡の金沢村(現金井町)生まれ。昭和16年、日本赤十字長岡病院救護看護婦養成所を卒業し、16年10月から22年まで日赤救護班として3回応召し、病院船や自らも原爆に被災した広島の陸軍病院などに勤務。戦後は養護教諭となり、現在の民主的養護教諭のサークル「全養サ」誕生のさきがけとなった。
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