書誌詳細情報
WHOの59ヶ条 お産のケア実践ガイド

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WHOの59ヶ条 お産のケア実践ガイド
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解説
WHOがまとめた「医学的に正しいケア・有害なケア」59条とその根拠の全訳。つつましい医療とあたたかいサポートが安産を保証する。あなたが受ける処置を見分け、医師に自分の希望を伝えるために何よりの味方です。
解説(詳細)
序章 つつましい医療と温かいサポートが安産を招く-邦訳にあたって
1.WHOはなぜこのレポートを作らなければならなかったのか
2.日本でこのレポートを活用するには
第1章 正常なお産のケア 医学的に正しいお産を保障する59か条
A.明らかに有効で役に立つ、推奨されるべきこと
B.明らかに害があったり効果がないのでやめるべきこと
C.十分な確証がないので、まだはっきりと勧めることができないこと
D.しばしば不適切に使われたり、不適切に実施されること
第2章 読者のみなさまへ
1.はじめに
2.背景-このような報告が必要になった理由
3.リスクからみていくマタニティーケア
4.正常な出産の定義
5.正常な出産のケアの目的とケアを提供するものの仕事
6.正常な出産のケアを提供する者
第3章 出産全体のケアについて
1.産婦の状態を把握する
2.ルティーン処置と医学的手順のいろいろ
3.分娩中の栄養摂取について
4.出産をする場所
5.出産のときの温かいサポートの意義
6.陣痛-痛みにどう対処するか
7.陣痛中の胎児の監視
8.清潔
第4章 分娩第一期のケア
1.陣痛開始の判断
2.分娩第一期の姿勢とからだの動き
3.内診
4.出産の進行状態の監視
5.長引く出産の防止
第5章 分娩第二期のケア
1.生理学的背景
2.分娩第二期の始まり
3.分娩第二期のいきみ始めについて
4.いきみ方
5.分娩第二期の長さ
6.分娩第二期の産婦の姿勢
7.会陰のケア
第6章 分娩第三期のケア
1.分娩第三期の生理
2.子宮収縮剤を予防的に使用すること
3.へその緒を牽引して胎盤を娩出すること
4.分娩第三期の積極的な医学管理と待機管理
5.誕生直後の新生児のケア
6.胎盤娩出直後の母親に対するケア
■著者紹介 (著者)WHO(国連世界保健機構)・妊婦と新生児の健康及び安全な母性部門
(訳者)戸田律子(とだ・りつこ)現在日本在住者では唯一、バースエデュケーターの免許(英国)保持者。JACE日本出産教育協会主宰。いいお産の日実行委員会現代表。訳書に 『シーラおばさんの妊娠と出産の本』((農文協)