書誌詳細情報
人間選書200 むらの原理 都市の原理
人間選書200

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人間選書200 むらの原理 都市の原理
この本のジャンル
解説
自立の社会(むら)と権利の社会(都市)の本質的比較考案。戦後民主主義は人民に「権利」を与えたが、それは「管理」と表裏一体のものだった。村は、それによって村での生活、生産は、むらびとの自立と連帯を本質とし、管理社会の都市と根本的にちがう。むらと都市の原理的差異と棲み分けの論理(棲み分けとその上での交流、共存)を追求。
解説(詳細)
1章 むらはむらである
「むら」と都市、その異質性と「すみわけ」
権利の社会と自立の社会
むらが持つ生活感覚としての「自治」
2章 むらを見つめる
農業における地域主義の衰退と再生
農人語録-村びとの感性をたずねて
農村社会の継承-四つの革命の中で
3章 敢えて、むらへ呼びかける
「農業の教育力」はどこから生ずるのか
農村婦人の生き方の広さと深さ
「時間の空間化」と「空間の時間化」
日常文化の根底には受容のこころがある
農家の元気が農政を変える
これからの農業のかなめは大小相補
戦後50年にあたって農村のお母さんたちへ