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日本農書全集64 開発と保全1 当八重原新田開発曰書・他

日本農書全集(第II期)64 開発と保全1

書誌詳細情報

日本農書全集(第II期)64 開発と保全1

日本農書全集64 開発と保全1 当八重原新田開発曰書・他

著者 草武新助 他著
斎藤洋一 他解題
佐藤常雄 総合解題

定価 6,685円 (税込)

ISBNコード 9784540950032

発行日 1995/08

出版 農山漁村文化協会(農文協)

判型/頁数 A5 414頁

在庫 あり

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解説

わが国では330年前、過剰開発に対して「山川掟3か条」を公布し環境保全の思想を確立。以降「開発と保全」の両側面を考慮しなから、新田などの造成とその維持・管理を行なってきた。本巻にはその具体例5点を収録

解説(詳細)

●「〈総合解題〉日本の国土はいかに開発・保全されてきたか」佐藤常雄
近世初期の大開発時代を経て、17世紀後半ともなると、国土開発は飽点に達し、日本列島におけるフロンティアは喪失した。開発至上主義農政から精農主義農政への転換が図られ、現代へつながる国土利用の原型ができた。

●「当八重原新田開発曰書」早武新助
八重原新田は、長野県佐久地方の四つの新田の一つで、黒沢加兵衛によって万治3(1660)年に完成された。著者は加兵衛の甥で、のちの水争いに備えて開発の経緯が克明に記されている。(翻刻・現代語訳 斎藤洋一)

●「尾州入鹿御池開発記」著者未詳
入鹿池は、濃尾平野東部の開発を目的に、入鹿村一村を水没させて、寛永10(1633)年に築造された。本書は、開発の経緯、取水口である圦樋の維持・管理、改修の費用・工法を詳述している。(翻刻・現代語訳 須田肇)

●「飯沼定式目録高帳」著者未詳
下総国飯沼(現茨城県南西郡)の関係23か村は、「飯沼3000町歩」といわれる美田をつくり上げた。本書は、普請方法、入用金、借入金の返済状況など、新田組合が確認しておくべき事項の覚書(翻刻・現代語訳 林 敬)

●「出羽国飽海郡遊左郷西浜植付縁起」佐藤藤蔵
飛砂に悩まされつづけた庄内平野西部の砂丘植林記録。著者の佐藤藤蔵は、砂丘への植付けを藩に願い出て許され、私財を投げ打って数万本の木を植えつづけ、ついに砂防林の育成に成功した。(翻刻・現代語訳 須藤儀門)
近世初期の大開発時代を経て、17世紀後半ともなると、国土開発は飽点に達し、日本列島におけるフロンティアは喪失した。開発至上主義農政から精農主義農政への転換が図られ、現代へつながる国土利用の原型ができた。

●「木庭停止論」陶山訥庵
対馬藩では、木庭(焼畑)の休閑年数が短くなり、土砂の流出が激しくなったため木庭停止の指示を出した。本書はそれに対する賛否の意見を公平に公開し、著者・訥庵の見解を加えたもの。(翻刻・現代語訳 月川雅夫)

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