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人間選書168 ことばのエコロジー

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解説
ソ連の崩壊の深奥には民族問題があり、それは単なる"紛争"などではなく、人類永遠のエコロジカルな課題なのだ―民族と国家という相異なる人間共同体の間で言語の持つ意味はどう変容するかを追及した言語社会学。
目次
<1>
アイヌに誇りを持つのが真の「先進国」
カナダのウクライナ人
セーシェル島とクレオール語-白人が作った奴隷の共通語の現在
ピジン、クレオールが語る言語の本質
ラフカディオ・ハーンとクレオール語研究
ラフカディオ・ハーンとエリゼ・ルクリュ
成田の自然
午前6時のタンゴ
秘境の公害
モンゴルのカザフ人
言語と民族-国際先住民によせて
日本とモンゴル
下駄は方言である
<2>
言語と民主主義
言語的多様性のなかの国際語-エスペラント100年
おとなと子どもの「言文一致」
文化の一様性と言語、エトノス
日本語抜きの日本研究
識字・非識字とは何か
言語教育史における現代
「国際」の政治意味論
差別としての文字
言語学と言語学者
大きな言語・小さな言語
<3>
人類的課題としての民族運動-ソ連邦の崩壊が示したもの
ソ連邦「民族問題」の本質
ブリヤート族の苦悩
人間にとって言語とは何か-旧ソ連邦の歴史から学ぶもの
言語と民族を見捨てた社会主義-民族語をどうとらえるか
「ソビエト連邦」の文明論-社会主義と「民族」論のゆくえ
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