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人間選書271 昭和農業技術史への証言 第七集

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人間選書271 昭和農業技術史への証言 第七集
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解説
昭和農業の節目節目で活躍した技術者の生の声を伝える本シリーズの第七集は、稲作躍進の基礎研究を推進した5人の研究者の証言。特に稲・麦の片山理論として世界的に有名な「同伸葉理論」は、証言者の石原邦氏が片山佃(かたやまつくだ)氏から直接うかがったもので、試験場の上司の目を盗み業務外の研究で同理論を構築した片山佃という個性を語ってあますところがない。その他、光合成の武田友四郎氏、イネ冷害の佐竹徹夫氏、画期的イネ品種を作出した鳥山國士氏、イネの病害抵抗性育種における植物病理の江塚昭典氏らの証言を収録する。
解説(詳細)
第1話 片山佃先生が語った「稲・麦の分げつ研究」のころ(石原邦)
第2話 光合成研究の思い出(武田友四郎)
第3話 北海道農業試験場におけるイネ冷害研究の思い出(佐竹徹夫)
第4話 新しい手法を追求し続けたイネの育種30年(血鳥山國士)
第5話 イネの病害抵抗性育種における植物病理の役割を中心として(江塚昭典)
■著者紹介
○石原邦(いしはら くに)-東京農工大学名誉教授
○武田友四郎(たけだ ともしろう)-九州大学名誉教授
○佐竹徹夫(さたけ てつお)-元北海道農業試験場稲第三室長
○鳥山國男士(とりやま くにお)-元四国農業試験場長・農業生物資源研究所長
○江塚昭典(えづか あきのり)-元農業環境技術研究所環境研究官