書誌詳細情報
守る・増やす渓流魚

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守る・増やす渓流魚
この本のジャンル
解説
イワナ、ヤマメ・アマゴなど渓流釣りの人気が高まっている。ルアー釣りやフライ釣りによるキャッチ&リリース派も増えている。しかし、残念ながら、渓流魚の数は減少している。特に川や沢ごとに固有の天然魚の絶滅が危惧されている。本書では、釣り人もその実態を知り、渓流釣りを楽しみながら、地元漁協と連携して取り組む、新しい保全・増殖のためのゾーニング管理法を提案。その川の天然魚、野生魚、放流魚の調査法、実態に応じた適正な規制法や放流法の選択、人工産卵場や人工産卵河川の造成法など、新しい方策を解説。
解説(詳細)
第1部 渓流魚と渓流釣りの現状と課題
1章 釣りを楽しみながら渓流魚を増やす
2章 知っておきたい渓流魚の生態
3章 漁協の役割と釣り人の義務
第2部 渓流魚を守り、楽しい釣り場を作る新しい方策
1章 渓流魚の増殖方法
2章 渓流釣り場のゾーニング管理
3章 釣り場作りの工夫
4章 効果的な放流方法
5章 人口産卵場の作り方
6章 渓流魚の調査方法
7章 天然魚の絶滅を回避する方法
8章 漁協と釣り人、地域の連携
9章 釣り場作りの先駆事例
■著者紹介 水産庁渓流域管理体制構築事業検討委員会 監修中村智幸(水産総合研究センター)・飯田遙(全国内水面漁業協同組合連合会)
■関連書籍
「山漁 渓流魚と人の自然誌」
「水田生態工学入門」
「システムとしての<森-川-海>」