書誌詳細情報
むらの資源を研究する

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むらの資源を研究する
この本のジャンル
解説
農山漁村の資源、開発、農法、有機農業、女性起業、アグロフードシステムやその国際比較などを重層的に学べる入門書。研究の最前線や国際比較も充実。『むらの社会を研究する』の姉妹書。
解説(詳細)
1章 むらと資源
1 むらにとっての資源とは
2 集団的土地利用
2章 歴史からみるむらの資源研究
1 文書を探して史料とする
2 日本におけるむらの資源と生活
3 ヨーロッパにおけるむらの資源と生活
3章 資源管理利用の今とこれから
1 水をめぐる排除と協同
2 森林問題と林野資源の可能性
3 海の資源保全と漁村の持続性
4章 農村資源と地域政策の国際比較
1 日本における農政の変遷と地域政策
2 ヨーロッパにおける農村地域振興政策:その特徴と日本への適用可能性
3 東アジアにおける農村資源と地域政策
4 東南アジアにおける農村資源と地域政策の展開
5章 人間
1 農業技術と自然
2 近代農法の成果と限界
3 有機農業をめぐるむらのコンフリクト
6章 農業生産組織と兼業化
1 農業共同化の背景と生産組織の展開
2 東日本における生産組織と村落
3 西日本における生産組織と村落
4 家族構成の変化と兼業化
7章 農の担い手・女性起業
1 農の経営から地域経営へ
2 農村女性起業とエンパワメント
3 農村の多元的価値を「引き出す」ツーリズムを目指して
8章 アグロ・フードシステム
1 食で結ぶ農村と都市
2 食とコミュニティ
3 「消費者」とは誰か
4 アグロ・フードシステムの進展とむら
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■編集者より
本書は、農山漁村研究の入門書である。農山漁村に関心がある人はだれでも、学生であれ社会人であれ、本書をハンドブックとして利用できることを意図して企画された。農山漁村の社会の仕組みを説明するのはもちろん、研究
の最前線事情や、実際の農山漁村調査の方法にもふれている。資源や生産に焦点を当てた本書と人間や社会に焦点を絞った『むらの社会を研究する』という本の二冊の姉妹本。コラムや参考文献も充実している。
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■関連書
『むらの社会を研究する』