全国送料一律400円(税込)会員は送料無料!

田舎の本屋さん 農文協漁村文化協会田舎の本屋さん 農文協漁村文化協会農業・食文化・教育・生活の書籍専門店

全国どこでも送料400円(税込)

田舎の本屋さん会員は送料無料!

商品点数:
0点
小計:
0円(税込)
買い物かご →

書誌詳細情報書誌詳細情報

人間選書267 聞き書き 紀州備長炭に生きる

人間選書
ウバメガシの森から

書誌詳細情報

人間選書

人間選書267 聞き書き 紀州備長炭に生きる

ウバメガシの森から

著者 阪本保喜 語り
かくまつとむ 聞き書き

定価 1,903円 (税込)

ISBNコード 9784540062728

発行日 2007/03

出版 農山漁村文化協会(農文協)

判型/頁数 B6 200ページ

在庫 あり

この本のジャンル

解説

かくま氏が阪本氏に通い詰めて聞き書きし、ビーパルに2003年から「ウバメガシの森から」というタイトルで連載した記事に加筆しまとめたものである。阪本氏の知恵、技、暮らしを克明に聞き書きし、写真に収め、窯の構造などは図に写し取った。阪本氏は、結婚するまでは山を転々としながら家族と炭焼き小屋で暮らしていた最後の世代であり、今でも木馬道を自分でつくり木を伐り出している。備長炭の技術書であると同時に、山に暮らす人々の民俗誌でもある。

解説(詳細)

序 山守りとしての炭焼き職人
第一章 備長炭の魅力
備長炭は、いったんいこったら、ずっと燃えとる
今は電気代払うために炭焼いとるようなもんやで
料理屋に好まれるのは、火もちがええこと、灰が少ないちゅうこと

第二章 ウマベという木
備長炭の木いうたら、ウマベと決まったある
ウマベは3分の1に縮んでも、ほかの木よりは歩留まりがええ
ええ炭焼こうと思ったら、やっぱり夏やな
海沿いで育ったウマベは超一級品や
焼ける俵口ゃ、遠くから山見ただけでわかるよ
昔やったら問屋も酒提げてきたもんやけどな

第三章 わが故郷は南紀の山
昔ゃ、長くおったところで2年くらいかの
昔の炭焼きゃ小作での、焼いてもわがのものではないんや
子供の頃の楽しみいうたら、餅と団子やな
山祭りの日は生き木を伐られんかった
子供時分の思い出は、学校より手っ伝いのことばっかりや
いちばん嫌やったのは、フルタイを集積所まで運ぶ仕事
わしも歌好きでの、黒炭焼かしてもろて蓄音機買うた

第四章 窯の耕造
炭の焼き上がりは窯でだいぶ違うてくるよ
土だけやと熱の勢いと圧力で窯が負けてしまう
火で窯が膨らんでくるわ、いや、ほんまやで
昔の窯跡から、焼けた槌や石をもろてくるんや
備長炭焼く窯では、黒炭ゃ焼けんよ
昔はひと月に60俵焼いて一人前といわれたもんや
炭焼き窯でいちばん大事なんが煙の抜け道や

第五章 ウマベを運ぶ木馬と野猿
林道つくるより、いらん雑木を線路にしたほう楽や
木馬にブレーキなんてないよ。体全体で踏ん張るんや
野猿はスーパーカブのエンジンで回すんや

第六章 ウマベの窯詰め
曲がったウマベはコミを入れてまっすぐに伸ばす
縦詰めにせにゃ、ほんまに堅い炭は焼けんの

第七章 口焚きと炭化
ウマベは生からじっくり焙るさかい、ええ炭になるんや
ウマベの水気を、ゆっくりまんべんなく抜くのが口焚きや
青い粘土みたいな煙に変わったら炭になりかかった合図や
熱回ったらふたをして、燃えやんよう蒸し焼きにするんや
窯底の足跡ひとつで焼け具合が全然違うてくるで

第八章 木酢液を採る
木酢液は、いろんなもんが入っとってええらしいの
木酢液であんまり欲かいたら、炭のほうで損するよ

第九章 アラシ
ガスが充満したあるさかい、一度に空気入れたら危ないで
備長炭の質は、アラシの光らせかたで大方決まってくるの
火が金色にならなんだら、銭になる炭ゃできん
アラシに入ったらたとえ親が死んでも休めんの

第十章 炭焼きの道具
この面見たらみな笑うけど、火の前に立ったら納得するよ
これからは機械いじりもできんと炭焼きはやっていけんで

第十一章 備長炭の選別眼
備長炭が白いんは、素灰が表面に入り込んどるからや
今は長さ五寸以上、太さは「小丸」でないと割があわん
小さい箱ほど、よう締まった備長らしいええ炭や
炭の善し悪し見分ける眼がなかったらあかんのよ

第十二章 備長炭の未来
「この炭ゃいこらん」なんて文句にはがっくりくるで
中国備長は紀州産の半分の値段やというても…
備長炭ブームやいうけど、灰にしてもろうてなんぼ

------------------------------------------------
■著者
語り 阪本保喜(さかもと やすき)
昭和13年、南紀・古座川流域の炭焼き一家の長男に生れる。幼少より家業を助け、18歳で独立。以後、備長炭を専門に焼き続ける。名人ひしめく世界で、良質な炭を安定的に生産することで知られる東牟婁地方の代表的焼き手。和歌山県認定「紀州備長炭製炭士」。和歌山県古座川町在住。
聞き書き かくまつとむ
鹿熊勤。1960年、茨城県生まれ。雑誌編集者を経てフリーの記者に。自然を軸にした暮らしや技術、文化、環境、余暇などの分野で幅広い取材活動を続ける。著書・聞き集に『野山で生れた暮らしの道具』『木を読む』『仁淀川漁師秘伝』(小学館)、『江戸和竿職人 歴史と技を語る』(平凡社)、『日本鍛冶紀行』(ワールドフォトプレス)など。
-------------------------------------------------
■編集者より
 かくま氏が阪本氏に通い詰めて聞き書きし、ビーパルに2003年から「ウバメガシの森から」というタイトルで連載した記事に加筆しまとめたものである。阪本氏の知恵、技、暮らしを克明に聞き書きし、写真に収め、窯の構造などは図に写し取った。現在、生業としての炭焼きは衰微し、また車もチェンソ-もなかった時代の炭焼きを知る人はもはやすくない。阪本氏は、結婚するまでは山を転々としながら家族と炭焼き小屋で暮らしていた最後の世代であり、今でも木馬道を自分でつくり木を伐り出している。今までになく詳しい備長炭の技術書であると同時に、山に暮らす人々の民俗誌でもある。写真、イラストも豊富に織り込み、読みやすい読み物。
-------------------------------------------------
■関連書
『昭和林業私史』
『自伝 のこぎり一代 上』
『自伝 のこぎり一代 下』
■炭セット
『竹炭・竹酢液のつくり方と使い方』
『木酢・炭で減農薬』
『木炭・竹炭大百貨』
『つくって19 火おこし編』
『つくって20 炭焼き編』
『現代農業別冊 炭』

同じジャンルの本をさがす同じジャンルの本をさがす

今日の一押し本

祝!全共宮城大会
和牛の飼い方 コツと裏ワザ

個人も法人の方も FAX注文書はこちら

ジャンルで検索ジャンルで検索

  • 現代農業
  • うたかま
  • 農文協 園芸部ブログ 屋上菜園日記

店舗情報店舗情報

店舗情報

農文協直営・農業書専門店 農業書センター

農文協直営・農業書専門店農業書センター

日本で唯一の農業書専門の書店です。

→ 公式サイトを見る 公式サイトを見る