書誌詳細情報
百の知恵双書18 窓を開けなくなった日本人

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百の知恵双書18 窓を開けなくなった日本人
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解説
縁側や通り土間がなくなり夕涼みをしなくなった日本人。些細な日常生活の起居動作から、モノに振り回される戦後日本のライフスタイルへの反省と「手足を動かす生活」を取り戻す家・住まい方を提案。
解説(詳細)
第1章 サザエさんとブロンディの住生活-日本人の住生活の特徴はどこにあるのか
1.サザエさんとブロンディの家はどこが違う?
2.上床のユニークな日本人の生活
3.和洋の暮らしの不思議な逆転現象
第2章 激変した戦後住宅の60年-住生活を変えたモノの正体
1.新建材が変えた戦後住宅と暮らし
2.モノに占領された戦後住宅
3.家財と設備が変えた家の機能
第3章 窓を開けなくなった日本人-起居動作の変化とその問題点
1.生活のディティールを見る目
2.「夕涼み」をしなくなった日本人
3.「修羅場の部屋」と住宅の機能
4.「通り土間」を忘れた日本人
5.玄関に始まった「ビルドイン現象」
6.床の使い方を迷い始めた日本人
7.窓を開けなくなった日本人
8.集合住宅に「縁側」は無理なのか
9.ダイニングキッチンに戸惑う主婦
10.ユニバーサルデザインと台所のいろいろ
11.履物が少なくなった日本人
12.ホテルで戸惑う五つの事
第4章 これからのライフスタイルと住空間-住宅と住生活に関する九つの提案
1.住宅地に関する三つの提案
2.住生活のためのゾーニング
3.ライフステージと設備
4.「動かない生活」から「動く生活」へ
■著者紹介
渡辺光雄(わたなべ・みつお)岐阜大学名誉教授。住居学・建築学・都市計画。著書『暮らしのための住居学』(学術図書出版)、『住み方を創る』(連合出版)、『新・住居学』(ミネルヴァ書房)、『住領域から考えるサザエさんの家庭科教育論』(教育図書)など。