書誌詳細情報
写真ものがたり 昭和の暮らし2 山村

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写真ものがたり 昭和の暮らし2 山村
この本のジャンル
解説
必死の思いで材木を運ぶ木馬道、斧で伐採し大鋸で製材される大木、焼畑で作るヒエやキビ、こうぞで作る和紙、出作りの養蚕や山菜採り、山を点々とする炭焼きや食器などを作る木地師、イノシシやシカ、クマを獲る猟師、山の恵みに感謝して舞う神楽などなど、山の自然を上手に利用し、自然に感謝しながら力を合わせて暮らしていた昭和30年代ころまで山村の人々の貴重な記録映像。高度成長で見失われたその技と思いをわかりやすく物語る。自然とともにおおらかに暮らす原風景から、今の生き方暮らしを省み、豊かさとはなにかを子どもたちに。
目次
序 山村 自然のなかに生きる
第一章 山の暮らしと森の恵み
山に住む:山の家/背負子/炭焼きの村/畑の名前/森になった集落/峠越え/谷間の家
山道を行く:峠の茶屋/温泉/山上の集落/日役を待つ/雪の下栗/行者と祈祷師
山の恵み:山中の集落/山の知らせ/ゼンマイ/山菜/休息/共同作業/トチの実/山の味/山の少年/ハチの子/秋の熊
第二章 山の畑と養蚕
焼畑:木おろし/焼畑のヒエ/ヒエ飯
椿山:氏仏堂/ミツマタ/手すき和紙/そば
踏みすき:畑作物/開拓地/野菜/たたく/十五夜/コンニャク/大根/ヒエ/サツマイモ
出作り:山へ行く/養蚕農家/掃立て/給桑/人手/上族/出荷/真綿/ザグリ
第三章 樹木を育て活かし使う
杉:苗木/林を育てる/杉の手入れ
巨木:神木/遷宮の用材/御柱/ヒノキ
伐採:搬出/山林労務者/木材を運ぶ/森林軌道/こびき/町のこびき
木製品:丸木舟/木地屋/たる/おけ/新調する用具/下駄/木地玩具
木炭:炭焼小屋/白炭と黒炭/木炭の推移/蒔
竹細工:箕(ミ)/扇骨作り
第四章 感謝して獲る山の鳥獣
獣と猟師:イヨマンテ/狩猟用具/熊の胆/足跡/鷹匠/ウサギ/テン
猪と肉と鼻:猪の被害/賢い猪/猪垣/陥穴/仕掛けわな/猪権現
食肉の歴史:猪の胆/山くじら/鹿と皮/動物保護/かすみ網猟
供養碑とオコゼ:オコゼ/合掌する猟師/狩りの祭り
第五章 猪頭を供えて祈る豊猟
奥日向の山村:山道/水と台所/山の産業/共有倉/春と秋の行事/カシの実/川魚/流れで洗う
狩りのきまり:狩倉/わけまえ
神楽と猪頭:イノコシバ/浦安の舞/猪頭の奉納者/神楽舞/氏子入り
ししとぎり:マブシ割/うそぶく口/マナイタオロシ/ししがゆ/カリコボウズ/ししば祭り/山のふしぎ
索 引
写真撮影者・提供者一覧
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