書誌詳細情報
百の知恵双書14 仕舞える住まいの収納学

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百の知恵双書14 仕舞える住まいの収納学
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解説
モノが溢れ、片づけても片づけても片づかない今どきの住まい。
これは現代日本特有の生活風景である。
日本の住まいも昔は片づいていた。
今どきの生活景観の乱れはライフスタイル不成立の露呈であり、
生活設計の立て直しをゴタゴタ景観が要請しているのだ。
仕舞える住まい-その住まい方と仕舞い方を求めて
ゴタゴタ現象を分析していくとき、
そこに近代消費社会のあり方からモノの生物にも似た振舞いまで、
実に多面的な事象のからみあいの構造をとらえることができる。
レントゲン技師のようにモノ溢れの生活場面を透視して、
その原因の相関を解剖したゴタゴタ病根本治療の処方箋。
解説(詳細)
第1章 人・物・生活空間-人・道具・生活系混乱の構図
1 人・道具システムと生活空間
2 溢れはじめたモノの正体
3 西欧では片づいている
4 物持ちの持ち物学
第2章 仕舞う物と仕舞われる物-収納の類型学
1 収納スツール
2 薬箪笥:百味箪笥
3 階段箪笥
4 針箱よりも裁縫筥
5 出し並べ仕舞いの系譜
6 みずから身仕舞いする道具
7 見せる収納
8 吹き溜まる物たち
第3章 仕舞うための住まい-収納空間学
1 全面床下収納の家
2 世界一周「玄関」の旅から
3 玄関から住まいを設計する
4 ダイニング玄関の家
5 土間に居たがるモノたち
6 勝手口から住まいを設計する
7 収納たくさんの夢
第4章 家の中だけでは片づかない-社会工学の視角から収納を
1 私有と共有
2 高度サービス社会
3 引越し苦の抜本的解決法
4 生活文化財ひと揃えの社会的収納庫の提案