書誌詳細情報
世界の食文化2 中国

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世界の食文化2 中国
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解説
中国に精通した文化人類学者が、鳥獣虫魚から蛇まで多様な食材を食べ尽くす多民族国家・中国の食文化の全容に迫る。少数民族の食事情の詳細と近年30年間の急激な食の変容の報告は現代中国を読み解く鍵である。
解説(詳細)
序章
一 触れなくてはならないこと
二 あまり触れたくないこと
第一章 変遷する食文化
一 文化としての食とその変容
二 粤菜と潮菜の流行
三 快餐の出現と行く末
第二章 河鮮・海鮮
一 “家魚"とは何か
二 “老鼠斑"と“蘇眉"
第三章 天梯から野味まで
一 以脳補脳
二 鴨席と虫宴
第四章 粉・麺・素食
一 大米から涼粉まで
二 蔬菜・野菜
第五章 雑録
一 観光による変容―雲南の場合
二 ヒトを“料理"する
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■著者
周 達生(しゅう たっせい)
1931年、兵庫県生まれ。動物生態学・民族学専攻。国立民族学博物館名誉教授。『動物誌』(法政大学出版局)、『中国食物誌』(創元社)、『中国民族誌』(日本放送出版協会)、『お茶の文化誌―その民族学的研究』(福武書店)、『中国の食文化』(創元社)、『東アジアの食文化探検』(三省堂)、『民族動物学ノート』(福武書店)、『中国食探検』(平凡社)、『中国茶の世界』(保育社)、『民族動物学』(東京大学出版会)、『文化としての食と旅』(清水書院)、『あれも食べた これも食べた』(中央公論新社)など。