書誌詳細情報
図解 樹木の診断と手当て

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図解 樹木の診断と手当て
この本のジャンル
解説
樹木は、芽生えた環境、あるいは植えられた環境に適応しようと必死で工夫をこらして生き、その痕跡を幹や枝や根などに刻む。本書は、木の幹・枝・根・年輪・葉・芽などに刻まれた形や痕跡の意味を説き、図解でわかりやすく解説。こうした木の育つしくみがわかっていないために、良かれと思って施す剪定などの管理が、かえって木を弱らせていることが多い。本書を読めば、身近な木が、生きてきた歴史や悩みを能弁に語り出し、木の気持ちがわかり、木にやさしい手当て法がおのずとわかってくる。
目次
PART1 樹形からわかる木のメッセージ
1 幹が語る
2 枝が語る
3 根が語る
4 年輪が語る
5 環境や人の手で変わる樹形
PART2 木の育つしくみ
1 木の断面を見る
2 養水分の吸収と光合成産物の転流
3 糖の転流と養分蓄積
4 落葉で葉を更新する
5 病害虫を防除する木のしくみ
PART3 木の診断と管理法
1 葉・新梢の診断と手当て
2 枝の診断と手当て
3 枝・樹皮の診断と手当て
4 根の診断と手当て
5 移植・植え付け法
6 誤った剪定と正しい剪定
読者カード
●小職は現在働きながら、造園学を大学の通信教育にて学ぶものですが、そのような初学者にとっても樹木の特性を知る上で貴重な一冊となっています。図解が多くてわかりやすいものです。(東京都・44歳)