書誌詳細情報
山の畑をサルから守る おもしろ生態とかしこい防ぎ方 ★在庫切れ

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山の畑をサルから守る おもしろ生態とかしこい防ぎ方 ★在庫切れ
定価 1,572円 (税込)
ISBNコード 9784540011276
発行日 2002/01
出版 農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数 A5 120ページ
在庫 なし
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この本のジャンル
解説
年ごとにひどくなる山の畑の鳥獣害。中でもサルはとびきり手ごわい。ずるがしこく、素早く、ときにかわいい……。でもいずれもが、人がつくりあげたイメージの一つ。著者によれば、それに負けて多くのサル対策も失敗している。所詮サルはサル。山より格段に楽に餌が得られるからくり返し集落に現れ、畑を襲う。それだけなのだ。頭数管理といい、柵の性能アップをどれほどこらしても、山の畑の現実の対策にはならない。要は「餌づけ」となってしまうふだんの農作業や畑の管理、日常習慣をサル対策の観点から見直すこと、カギはここにある。
目次
今こそ、サルに向けて“人間は敵だ"宣言を!
I サルとはどんな生きものなのか
1 餌を求めて、群れで動く
2 離れザルは群れの斥候!
3 食べると産まれる群れの子孫
4 被害防止がサルの保護になる
5 サルにだって弱みはある
II これでは守れない防げないサルの害
1 集落のなかはグルメな餌場
2 被害は餌づけの先にあらわれる
3 山の畑は弱点がいっぱい
4 それでも失敗から、いま、何が必要かが見えてくる
III あなたにもできるサル対策の実際
1 いますぐやれる経費ゼロの対策
2 サルと戦いやすい畑に変えていく
3 サルに負けない栽培法、畑の作業
4 楽に張れて、低コスト簡易猿害防止柵《猿落君(えんらくくん)》
5 《猿落君》設置の実際
6 とまどい、いらつき、あきらめた…
7 サルが慣れない撃退グッズ「ひとしくん一号・二号」
8 ここまできたら集落丸ごとサルに強くなる
9 「防火」と「初期消火」だけでもサルは防げる
IV ガンバレ! 役所のサル対策担当者
1 支援部隊に必要な頭の整理
2 一緒にやる気構えが農家のやる気を生む
3 「サルチーム」手づくりの猿害防止展示コーナー
4 集落のモデル圃場のつくり方
5 チョウチョもダニもサルもみな同じ
「あの子ら元気にしとるんやろか?」――おわりにかえて
解説(詳細)
■著者紹介
井上雅央
昭和24年奈良県生まれ。愛媛大学大学院農学研究科修士課程修了、農学博士(京都大学)。現在、奈良県果樹振興センターに勤務。植物保護・鳥獣害対策チーム総括研究員として、地域の獣害対策の最前線で活躍する。著書に『ハダニ おもしろ生態とかしこい防ぎ方』『60歳からの防除作業便利帳』(ともに農文協)、『ダニと病気のはなし』
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