書誌詳細情報
メロンの作業便利帳

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メロンの作業便利帳
この本のジャンル
解説
数多い品種の特徴を見極め、作型、仕立て方の特徴をふまえた高品質・多収栽培のポイントを、永年の研究と指導の経験から整理。主な作型の栽培暦、品種の特徴と特性一覧、生理障害・病害虫防除一覧などの付録も便利
著者
■瀬古 龍雄(せこ たつお)
昭和28年、東北大学農学部卒業後、新潟県職員、県園芸試験場を中心に32年勤務、主としてキャベツの品種・積雪下の生態・栽培の試験、メロンの育種・栽培試験に従事、「ハウスメロンの育種に関する研究」で昭和54年園芸学会功績賞受賞、昭和60年退職後は県史編さん室参与、住友化学工業株式会社技術顧問として肥料及びメロン育種に協力。平成元年技術士(農業部門)登録。平成11年5月瀬古技術士事務所設置。
メロン関係の著書として、『農業技術大系野菜編』(農文協、共著)、『作型を生かすメロンの作り方』(農文協、共著)、『ハウスメロンの栽培と経営』(誠文堂新光社、共著)、『メロンの絵本』(農文協)。
目次
第1章 栽培技術の基本
1.メロン栽培の特徴とねらい
2.おもな品種の選び方
3.作型の選択と導入のポイント
4.栽培方式と施設
5.仕立て方と整枝の基本
第2章 栽培管理の実際
1.苗の育て方
2.定植の準備と作業
3.定植後の草勢診断と生育調節
4.定植後から開花までの管理
5.開花期から結実初期までの管理
6.着果後収穫までの管理
7.二番果収穫の条件とポイント
8.生理障害と病害虫
第3章 収穫出荷とメロンの日持ち
1.収穫・出荷
2.メロンの日持ちと食べ頃について
3.出荷形態の多様化と選択
解説(詳細)
高級メロンは、市場の反応が厳しく、品質による価格差が広がる傾向にある。そのため、主産地では一律単価の共選出荷から、高品質・高単価をねらう任意組合出荷への動きが目立ってきている。
産地では、出せば売れた時代の栽培技術を見直そうとする気運が高まっている。数多くめまぐるしく出現する品種を見極め、作型、栽培様式・仕立て方の特徴を踏まえた、高品質果・多収の栽培技術を作業ごとにポイントを整理する。
■関連書
「メロンの絵本」